2017年7月4日火曜日

和紙の実験



予てからやってみたかった実験というかいたずら。

元来の持ちネタの、デジタルに立ち返ってみようコーナー。
和紙にデジタルプリントする。

以前ジクレーを依頼した業者への印象があんまり良くなく
&
先達から「ジクレー、10年ぐらいで色褪せるね」という意見も聞き及び
いやそれは困る、もっとしっかりしたものを自分で出来ないものかと。

出来合いのプリンタ用和紙も試してみましたが
均質なクオリティを目指した紙はなんとなく嘘っぽい。

やっぱりちゃんと楮紙にドーサを引いて、顔料インクがいい。

にじみや発色のムラを積極的に利用して
それに見合った絵を描いて
カラーマネジメントを上手くやれれば、かなり良い感じに。

反面、紙ケバの量がすごく、プリンタヘッドやローラー寿命は確実に縮まる。
コストパフォーマンスはジクレー以下かも。

手間ひまもとてもかかり、一筋縄ではいかない。
これも立派な版画だと確信。

追求しがいのあるテーマが一つ増えました。

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