2016年7月28日木曜日

輪郭及び偶然性について

輪郭で物の形が構成されているなんて事は絶対にない。
輪郭のように見えるのは溢れ出る色を止めるための境目である。絵を輪郭から捉えようとしている時点でもうそれはすでに嘘なのである。

偶然が織り成すだけのものを作品としてはならない。作品とは偶然に見えても常に計画的に行われるプロセスであり、意識と無意識そして神の意思がセットになって現れた結果である。

もしも見るものに作品が偶然の産物のように見えてしまうのであればその作品は失敗である。


0 件のコメント:

コメントを投稿