2014年5月31日土曜日

竹のシガリロホルダー


シガリロホルダー (2014)自作
材質:竹(マウスピースはナイロン市販物)

竹は煙道の素材としてはかなり優れていると思います。
ブライヤー(パイプの材料)よりもずっと。
余分なタールやジュースを吸い取り、煙温を下げてくれるから
クールスモーキングが格段にラクになるのです。

クールスモーキングとは、パイプや葉巻で一般的なのですが
煙温をなるべく下げる喫煙法で、口腔内喫煙では必須のセオリーです。
それが最も美味しく葉の味が分かります。

竹の弱点は燃えやすいので火皿には使えないことと、経年耐久性。
昔煙管全盛の頃に羅宇屋(煙管の煙道の修理交換を生業としていた業者)がたくさんいたのは

優れた煙管の煙道が竹製だったから。

シガリロ/シガレットホルダーの設計の重要点は、煙道の長さ。
クールスモーキングのためには長ければ長いほど良いのですが

(オードリーヘップバーンのティファニー…のスチルで有名なロングホルダーなど)
やはり普段から使える長さには自ずと限界があります。
単なる吸い口としての機能だけでなく

クールスモーキングというホルダー本来の機能が得られる
最低限界の長さを考慮した結果が写真のホルダーです。(全長にして約140mm)
市販の6mmフィルターも使えます。

この実験のために、ダビドゥフミニシガリロプラチナムを1箱灰にしました。

世界最高のシガリロの一つです。
シャンパンで言えば「ヴーヴ・クリコのロゼをグラスで」。

上の方に写っている白い筒は手巻きのシガレット。

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