2014年1月18日土曜日

David Bowie/Heathen(2002)



もしコピーバンドをやっていたら、絶対このHeathenから半分以上はピックアップしてると思います。ロックしてる!カッコいい!そして歌詞が素晴らしい!

デヴィッド・ボウイとの出会いはとあるバンドでHeroesやJoe the Lionのロバート・フリップの様に弾いてくれと依頼されて聴き込んだのがきっかけです。
それまでチャイナ・ガールとかレッツダンスとかFAME以外これっぽっちも聴いたことがなくて、正直ギターソロもないし声はヒョロヒョロだしよくわかんなかったのですが、ロバート・フリップは好きだったしその荒々しいギターのニュアンスを真似しているうちに少しずつハマっていきました。

デヴィッド・ボウイは歌詞を理解して聴く音楽だと思います。
歌詞の世界の深遠さ、芸術性はちょっと言葉に表せない。
自分が歌詞作りで悩んでた時期に出会いたかったなあと思います。

このアルバムの中のAfraidという小品は、一見なんてことのない若者特有の不安について歌ってるように見えますが、よく読んでいくとリアルタイムのデヴィッド・ボウイ自身、あるいは似たような年頃の中年の内省的な言葉じゃないかと薄々わかってくる。そういう歌詞に、今だにたくさん出会える(リアルタイムで活躍している往年の)アーティストです。
…いやあ、もうそれ以前にむちゃくちゃカッコいい!ロックバンドとして!


Afraid (ライブ)
http://youtu.be/QKxcpuOhVl0

「アフレイド」
もっと頭が良かったらいいのに
僕は海辺で途方にくれた
もっと背が高かったら良かったのに
それは本当に僕にとって大切なこと

でも僕は未来に向かっている
孤独じゃないと信じてる
ビートルズを信じてる
僕の小さな魂が成長したと信じてる
そして僕は今でも怖がってる
そう、今だに怖いんだ

一人でいることが怖いんだ
一人で生きていくことが

何が僕の人生を素晴らしくしてくれるのか?
何が僕を嫌な気分にさせるのか?

僕はかつて大きな海の上で目が覚めた
雲の上を歩いたものだ

もし僕が薬を信じることができたなら
もし僕が作り笑いができるなら
もし僕がテレビに出られたら
もし誰もいない通りを歩けたら
僕は怖がらないんだろう
そう、怖くない
怖がらない
決して


0 件のコメント:

コメントを投稿